それでも歩いていく ver.2

大人になった発達障害者の子どもたちとの生活記録や、頭の中とっちらかった自分の時間やお金の管理、 ハウスキーピングのスキルアップ奮闘記。の予定。

ヘルプカード

  ヘルプカードを知ったのはTwitterです。

 二年前くらいに、東京でヘルプマークという赤字に白十字と白ハートのシンボルマークが広がりつつあるというのを知りました。

義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。

     ヘルプマーク 東京都福祉保健局より引用

 主に公共交通機関などでの配慮を受けやすくするためということで、広がりつつある中、見た目ではわからない困難を抱えている人が外出するときに助けてもらったなどというツイートを見かけるようになりました。

 

 そのころは東京だけのものでしたが、地方でも採用するところがちらほら現れ始めました。

 当時、鳥取県では採用する気配もまだなく、「あいサポート運動」という事業?があって、助けてほしい側でなく、助けてあげられる側がアピールするための「あいサポートバッジ」というものはありました。

  支援者はそばにいる余裕のあるだれかがアピールせずともなればいいわけで、困っている人がここにいるよという目印がほしいのにと思っていました。

 

 そこで検索していたらこんなアカウントに出会いました。

twitter.com

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 全国ヘルプマーク普及ネットワークは、まだヘルプマークが全国で採用されるずっと前から、無料で折り紙ミニブック形式のヘルプマークと必要事項を記入できるような用紙を配布している団体で、これはとてもいい!と思い利用させてもらいました。

  本来は切って折ってミニブック形式にして持ち歩くためのものなんでしょうが、これを持ち歩いたら絶対傷むしそのうちちぎれてなくなってしまうと思ったので、やわらかいA7サイズ(カード大)クリアケースを買って、それに入れてストラップをつけて鞄にぶら下げることにしました。

 

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  息子が学生時代から、定期しょっちゅうなくしていたので、↑こんなふうにストラップつけて鞄につけていました。

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  こんなふうに必要事項を書いて持ち歩けるのはいいなと思いました。

 息子の場合は、初対面の人だと固まってしまい自分の気持ちを伝えることが難しいことプラス、外見は晴眼者にみえるので、目の苦痛や見えづらさを伝えるのは厳しいかなと思い、いろいろ書いています。

 

 ヘルプマークのようにパッとわかるものではないかもしれませんが、カードの存在に気づいてもらえば家族への連絡を取りやすくなったり、光の刺激を避けたい、目薬を差したいという気持ちを汲んでもらいやすくなるかもしれません。

 

 円錐角膜で光の刺激に弱い息子がひとりで外出することはほぼありません。

 でもずっと家族が付き添いでいられるというわけではないかもしれない。たとえば災害時、避難した場合など、何が起こるかわかりません。

 そういうときのためにお守りとして持っておけたらと思い、かばんにつけています。

 

 2018年に鳥取県でもヘルプマークが採用され、息子にも手にすることができました。

 でもやっぱりヘルプカードに助けてくださる方にお願いしたいことなど記入できるヘルプカードは本当によくできていて、併用するのがいちばんいいのかなと思います。

 

全国ヘルプマーク普及ネットワーク・全国ヘルプマーク オリパラプロジェクトさんのサイトでは、各地のオリジナルデザインのヘルプカードがダウンロードできます。

 また全国各地で、ヘルプマークやカードの普及活動をボランティアでなさっています。本当にありがたく頭が下がります。

 気になる方は一度サイトをごらんになってください。