それでも歩いていく ver.2

大人になった発達障害者の子どもたちとの生活記録や、頭の中とっちらかった自分の時間やお金の管理、 ハウスキーピングのスキルアップ奮闘記。の予定。

大腸カメラ検査二回目

 人生二回目の大腸カメラ検査を受けてきました。

 市の大腸がん検診で潜血反応ありの結果と、精密検査を勧める文書が届いたからです。

 

 初めに受けたのは十数年前。

 前の職場の同僚に勧められて、総合病院で検査受けたけどそんなに痛くなかったよと言われ受けたので、それくらい前かなあ。

 そのときは、お産に並ぶかそれ以上かってくらい痛かったことばかり印象に残り、「大腸内視鏡検査=痛いすごく痛い」ということしか結果的に覚えていません。

 今回二回目が終わって、記録魔のわたしが何も残してないなんてそんなことないよなーと思ったら過去ブログにエントリがありました。

 思い出せなかったのは、現実逃避したかったのかもしれません。

step.jugem.cc

 

 記録魔なので今回も残そうと思います。

 

 今回、市から精密検査の勧めの黄色いお手紙が来て、最初に思い出した、うっわすごい痛い!いやだ!の感情。できることならこっそりパスしたかった。

 だがしかし、検査を受けたのはかかりつけの内科クリニック。わたしは毎月そこで定期検診を受けていて、コレステロール値を上げないお薬と胸焼けのお薬をもらっています。

 市に要精密検査の通知をしたのはかかりつけのその先生で、受診のたびに大腸カメラ検査はいつ受けますか?と聞いてこられるので逃げられるわけもなく。

 かかりつけクリニックの先生は、あれから10年以上経っていて、痛くない技術も進んでますからと、やんわり背中を押してくれました。

 今度子宮がん検診うけるので、その次の月に……と逃げながらも痛くない病院を探そうと躍起になっていました。

 ネットで調べてたどり着いたホームページに「痛くない」と「希望があれば鎮静剤を使う」とはっきり書いてあった専門医のいる個人病院に決めました。

 麻酔してもらえれば痛くないはず! と望みをかけて。

 あとで夫の上司がそこで大腸カメラ検査を鎮静剤なしで受けて痛くなかったというのを聞いたこともプラスです。

 が、人の痛くないと自分の痛くないは違うから、と心のどこかによぎることもあり。

 不安ながらもその個人病院で予約を取りました。

 

 流れは大体前回と同じ。

 検査三日前から朝、錠剤の下剤を飲む。

 検査前日から、朝、昼、夜と検査前食を食べる。それ以外はお茶とお水しか口にしてはいけない。検査前食は病院で購入。全部レトルト。水分はできるだけたくさんとる。

 検査当日、朝7時から下剤パックにお水を1.8リットル入れてよく混ぜ、一時間くらいかけて全部飲む。次第におなかがぎゅるぎゅるしてくるからできるだけ便を出して、最終的に黄色っぽい水のような便になれば検査ができる。下剤以外はお水とお茶のみ口にできる。

 

 このサイトがすごくわかりやすかった。

 ※便の写真があります注意※

http://plaza.umin.ac.jp/endosc/html/syokuin/manual/img/daicho_kanja.pdf

 

 前回は、当日朝から病院に行って午前中まるまる病院にいて下剤を飲み、便が出るたび看護師さんにチェックしてもらってOKが出れば検査に向かうというシステムだった。

 

 今回は下剤を飲んで腸の中をきれいにするところまでを自宅でする。

 自宅なのでトイレも独り占めできるし、飲み疲れてしんどいってなったら横になることもできる。

 ぎゅるぎゅる絶好調になるまで音楽聴いたり動画見たりpodcast聴いたりできる。

 ついくせでTwitterでスイーツやラーメン画像見てしまって、あっおなかすいた…… って思い出したりもしたけど。

 前回のことはちょっとずつ思い出しかけてきて、二日前までふつうの食事してたら当日の下剤がすぐには効かず、なかなか水みたいな便にならずに検査OKが出たのが15時という超ロングラン検査だったので、今回は二日前くらいから消化にいいものを選んで食べてた。

 そのせいか8時くらいからトイレに通い始め、11時半くらいにはきれいな便になってきた。

 そのあとはしばらく横になってました。おうちばんざい。

 

 13時に病院に行き、検査同意書を提出、そのときに鎮静剤を使うことを確認され、お願いします!と伝える。その後、体重を測ってから個室の病室に案内されます。

 お尻の部分に穴の開いた検査着に着替えて、看護師さんに少量の浣腸をされます。

 トイレで便の状態を確認されてOKが出たら、いよいよ検査です。

 手術室みたいな部屋で横になり、先生ひとりと看護師さん三人。前回より人が多い!

 てきぱきと点滴され、血圧を測られ、鼻に酸素入れますねーと酸素チューブをつけられ、左を下にして横を向き、肛門むきだしにされたなーと思ったら、息どうやってしたらいいんだろうとか思いながらぼんやりしてて、気がついたら終わりましたよって言われて、記憶がない! 痛みなんてもちろんない。

 これはすごい…… !

 

 だから正直、検査中の記憶が全くなくて、何分かかったのかとかも覚えてない。

 どうやって個室に帰ったのかもよく覚えてなくて、鎮静剤が効いているので少し横になって休んでくださいと言われて、それから少し眠って、何度か目が覚めたんだけど立ち上がるとふらつくのでもう一回横になってと言われ、最終的に病室を出たのは15時半。

 鎮静剤使ったら車の運転できませんけどどうしますかって言われるのも当然だ。

 

 最後の問診で、素人目で見てもきれいなピンク色の大腸の写真を見せられて、どこも問題ないですと言われてほっとした。

 痛みも記憶ないからほんとに検査したのかなって思うけど、写真見せられたから大丈夫。

 特に問題なさそうなので、毎年市の検診を受けて、次にカメラの検査を受けるなら5年くらい間をあけてもいいと言われた。

 最初にこの病院で検査を受けていたら、「大腸カメラ=すごい痛い怖い」ではなかったんだろうな。

 

 今回の検査でいちばん痛かったのは、トイレに通いすぎて肛門がひりひりしたのがいちばん。

 検査中の記憶がないからなにがどうやらさっぱり。前回は激痛の記憶とともにあんなにあったのに。

 

 これだけではアレなので。おうちで飲んだ1.8リットルの下剤は、マグコロールという名前の下剤で、12年前に飲んだ2リットルの名前のわからない下剤よりも飲みやすく、ポカリスエットみたいな味でごくごくいけた。とはいえ1.8リットルの水分を飲み干すのは気合が必要だったけど。

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 下剤が効いたらおなかがぎゅるぎゅるしだすけど、迷走神経反射のときみたいな差し込む痛みではないから楽ちん。

 ただし回数を重ねると肛門が痛い。

 

 検査前食はこういうの。前回と同じ。

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 病院によっては検査前食を出されずに、消化のいいものを食べてくださいって言われることもあるようなので、そういう場合はAmazonで同じものが買えるからそれを買ってもいいかも。

 

 以上、二回目の大腸カメラ検査レポートでした。

 5年後以降に検査を受けることになっても、またここの病院で同じ先生にお願いしたいな。